予言

いつきと手をつなぎながら歩いていた時のこと。
大声で歌っているいつきを、自転車の足を止めてニコニコ見つめるおばあさん。
「この子、ええ声してるわ〜。長男か?」
「いえ、次男です。」
「やっぱりそやろ。次男は成功するんやで。この子もそんな気がするわ。」
「え〜、そうなんですか⁉︎」
「そら、次男は自由に生きてるからな。ほら、長男は親に型にはめられるやろ⁇」
「・・・はあ、そうですねえ。三男もいるんですけど…。」
「三男は甘やかされるしな。」
「・・・はい、気をつけます。」

どんな大人になるのかな?